働いても働いてもお金がもらえないのは○○だけ!?

しゃちく
社畜⁉
一斉休校で家にいる娘の口からとんでもないワードが出てきました。

なんで⁉ どうしてそんな言葉しってるの⁉
すると、「SNSで会社のグチをつぶやいてる人がよくいるからね~」とのこと。

満員電車で通勤して、毎日いそがしくて、帰ったらお風呂入って寝るだけ
好きなことをする時間なんてない。サラリーマンは社畜だ。

という内容の投稿をあちこちで目にするらしい。

社長は自由社長は好き勝手できる社長は頭を下げなくていい、そして社長は金持ち

そんな幻想を抱いている人は少なくありません。
脱サラして飲食店を開業しようという人のなかにも、

雇われていたころ不当に扱われた。
雇用主ばかり儲かって、従業員には全然還元されなかった。
あんなひどい雇用主のもとで働くのはイヤだから自分でお店を持ちます。

とおっしゃる方がいます。
たしかに、なかには本当に不法な労働にあたるケースもあるでしょう。
でもかんがえてみてください。
今回の新型ウイルスの蔓延のように予測不能な事態が起こって一気に売上が減る、そもそも営業ができない、というような状況のとき、サラリーマンなら基本的には給料を受け取ることができます。

でも経営者はどうでしょう。
会社にお金がなければお金を引き出すことはできません。

実際、従業員に給料を支払うためにお金を借りるという経営者は少なくありません。
自分でやれば、自分が雇用主になれば、自分が社長になれば自由になれる、好き勝手できる、ラクになると思ったら大間違い。

ましてやだれもがお金持ちになれるなんていうのは幻想でしかありません。

働いても働いてもお金がもらえない(かもしれない)のは社長の方です。

このことについてライトに語ってくれるのはこの人。

カズチャンネルのカズさん

カズさんのお金の話

カズチャンネル初めて見た。
テンポがいい! わかりやすい!さすがです。

働いたらかならず儲かるわけじゃない

(社長に)向いているのは、自らの責任において対策ができる人

この「自らの責任において」のところが大事です。
社長は決断する人。その権利と同時に義務を負います。
自分で決断できる、という意味では“自由”かもしれません。
でもその“自由”には、背中合わせに重い“責任”があることを忘れないでください。

このことについてハードに語るのは、元祖・経営コンサルタントともよばれる一倉定(いちくらさだむ)氏

いわく、ポストが赤いのも社長の責任。
社長は、他人はもとより外部要因にも環境要因にも責任を転嫁できないのです。
脱サラして自分のお店を持つ、会社をおこす、事業をおこなうことは簡単ではありません。

それでも、重い責任を抱えてでもやりたいことがある。どうしてもやり遂げたい。そんなおもいを持った方のお手伝いを私たちはしています。

この記事を書いた人

小松雅子