うーむ、ぐうの音も出ない
先日放映された『カンブリア宮殿』でも話題になっているすかいらーく創業者の横川章(きわむ)さんの言葉は明快です
お客さまが求めているものを売らない限り売れない。
やる前から計算ばかりして、いくら売っていくら儲かるかを考える。
“売れて”儲かるのに“売って”儲かることを計算している。売れなきゃ儲からないのに。
単純明快であたりまえのようですが、ふり返ってみたときにお客さまが求めているものを売れているか?
なにが求められているかの前になにを売るかを考えていないか?という問いに即答できる経営者は少ないと思います。
Food Mediaというサイトに特集記事が掲載されています↓
すかいらーく創業者が語る飲食店経営の必須事項
このなかで、横川さんは経営戦略について次のように語っています。
戦略については優先順位が肝心です。
まず考えるべきは立地戦略で、その次に建物戦略、商品戦略と人事戦略が続き、最後に財務戦略がきます。
最初に財務戦略が来てしまうようではいけません。
悪い例として薄利多売のビジネスモデルがありますが、これは「安くすること」を第一としているため一番よくないケースと言えます。
これは先日の番組のなかではこのように表現されていました
アイディアを考えるときにコストを先に考えてはいいアイディアは生まれない。まずアイディアを考える。
お客さんがリピートしてくれることでコストは回収できる。
そしてこうも言います
基本を忠実にやり続けると3~6ヵ月で売り上げは変わる。
変わらなかったら自分がやっていることが間違っている。
消費者の価値に合わせて自分を変えなければならない。
これまで資金調達のお手伝いを数多くさせていただいて感じることがあります。
いくらお金を借りることができても経営者の行動が変わらなければなんの意味もない。
お金は一瞬で溶けて消えます。
苦戦しているお店の経営者の方からよくこんな言葉を聞きます
うちにはコアなファンがいる
常連客がいる
うちを気に入ってくれる客がいる
だから変われない
変われば常連客を裏切ることになる
お店が存続できなければお客さまを裏切ることになります。
お店を存続させる利益が得られていないなら得られるように変わらなければならない。
利益が十分でないなら変わらなければいけません。
ファミレスだからチェーン店だからとあなどってはいけません。
横川さんの言葉のなかには商品のクオリティにかかわることが数多くでてきます。
明日以降見ていきたいと思います