No.145
会社にお店に
お金を残す経営のお手伝いをしている
世田谷区の開業サポーター☆小松です

昨日までに
お店をオープンしてから
経営が軌道に乗るまでには
平均的に2年程度かかるという
お話をしてきました
それに備えるために
家賃と借入金の返済額の合計40万円の2年分
960万円の準備が必要
とお伝えしましたが
現実的には
内装費や店舗の契約費用などを
支払ったあとにこれだけ備えるのは
むずかしいですよね
ではどう考えるか
まずはこれまでお伝えしたとおり
運転資金の不足分もかんがえて
創業融資の相談をしておく
そのうえで
できるかぎり早い段階で
目標の利益確保を実現する
しかありません
モデルケースの店舗のばあい
目標売上200万円を達成するためには
次のような内訳になると予測しました

ランチ:
営業日数20日×客単価1,000円
×28席×0.8回転=448,000円
ディナー(月~水、土):
営業日数18日×客単価3,200円
×28席×0.6回転
=967,680円
ディナー(木、金):
営業日数8日×客単価3,200円
×28席×0.8回転
=573,440円
合計売上:1,989,120円
でも実際に営業を始めてみると
合計売上は173万円だったとします

目標売上に対して27万円のマイナスです
27万円目標を下回った原因を
詳しく見てみましょう
仮にランチは予測どおりの
客数と客単価だったとします
ではディナーはどうだったか
客単価が予測どおり3,200円だったとすると
270,000円÷3,200円÷26日
=3.24…人
1日平均3人客数が足りなかったために
目標売上を27万円下回ってしまったのです
では客数は予測どおりだったのに
客単価が予測を下回っていたとしたら?
270,000円÷481人
=561.3…円
1人あたり561円単価が足りなかったために
合計で27万円の目標われになったのです
1日3人
1人あたり560円
あと1組入ってくれれば
あと1品注文してもらえれば
目標とする売上に近づいたんです
さらに下の表を見てください

かかった材料費が変わらず
売上が1割増えただけで
利益はなんと1.6倍増えるんです
売上を1割増やすには
先ほどと同じ計算をしたばあい
1日2人
または
1人あたり353円
増やすことで達成できます
いかがですか
たかが1組
たかが1品
けっして甘く考えられないですよね
1組入ってもらう
1品注文してもらうために
なにができるかを
全力で考える必要があるのです
今日もよい一日を
また明日
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