飲食店の集客力を高めるためには、「いかにしてお客様にお店を発見してもらうか」がカギとなります。SNSや口コミだけに頼るのではなく、実際にお客様の目に留まる“アイキャッチ”の工夫が求められます。
本記事では、飲食店の集客強化に向けた看板・チラシ・ポスターなどの販売促進ツール活用事例をご紹介します。住宅街、ショッピングセンター、駅前、ロードサイドといった立地特性に応じた取り組みを解説しています。
飲食店の集客プロセスは「発見」から始まる
お客様が新しい飲食店を知るきっかけは主に以下の5つです:
- SNSでの投稿(ユーザー発信)
- 知人からの紹介(クチコミ)
- 店前通行時に看板などで発見
- 車で通りかかった際の視認
- ポスティングされたチラシや広告
このうち1・2は“店舗力”に左右されますが、3~5はお店側の工夫によって集客を大きく伸ばすことが可能です。
住宅街にある洋菓子店:チラシ&立て看板で新規客の関心を喚起
課題:お店が奥まった場所にあり、何のお店か気づかれにくい
施策:
- 店頭に立て看板用ポスターを設置
- 近隣住宅へチラシをポスティング
目立つ看板に、気軽に購入できるキャッチーなスイーツを掲載することで、興味関心を引きやすくなりました。

小型ショッピングセンター内の焼肉店:喫煙所スペースを活用したポスター設置
課題:店舗前の通行量はあるが、立ち寄られにくい
施策:
- 和牛が手頃に楽しめる点を強調
- スーパー前という立地を活かし、テイクアウトを強調
喫煙所のパーテーションにポスターを設置するなど、空きスペースをうまく活用した情報発信で注目度がアップしました。

駅前立地の鉄板焼き店:若者向けにチラシを活用し「ご馳走感」を訴求
課題:学生や若年層へのアプローチが不足していた
施策:
- 駅前でのチラシ配布
- 豪華な食べ放題メニューを1,999円で提供
通常客単価1,500円に対して、食べ放題では粗利益が1人あたり215円アップする設計。ボリュームと価格のバランスをうまく伝えるレイアウトにより、高い訴求力を実現しました。

ロードサイドの鉄板焼き店:通行車両への視認性を高めるサイン戦略
課題:車での通行者への認知が弱かった
施策:
- 店前のポール看板を夜間でも目立つ明るい色に刷新
- 競合店の手前に野立て看板を設置
「お好み焼き380円〜」といった低価格訴求やシズル感のある料理写真により、ドライバーの目を引く仕掛けを施しました。

販促の“ひと工夫”が来店動機につながる
お店の魅力が伝わる仕掛けを“外に向かって”発信することは、新規来店に直結します。看板・ポスター・チラシなどは一見アナログに見えますが、現地でのリアルな接点を持つための最適なツールです。
プロアクション会計事務所では、こうした販促ツールの制作や企画をご希望のお客様に無料でご提案しています(※印刷費は実費)。まずはお気軽にご相談ください。