昨日の飲食店開業者むけセミナーは40名近い方々にご参加いただき盛況でしたありがとうございました
さて昨日のセミナーのなかでは、ある内装業者さんのお話も聞くことができました
内装業者さんは開口一番衝撃のひとこと
来年のオリンピックをひかえて建設業が極度の人手不足であることは承知していますが、内装業への影響も大きく飲食店の内装工事代はこれまでより300〜500万円多く見積もる必要がある
一昨日の記事にも書いたとおり飲食店の開業にはそもそもお金がかかります
以前の記事で、初期費用として必要になるものはおおまかに
物件取得費
内装工事代
厨房機器
広さ10坪程度のお店でも、これらの費用だけでざっと1千万円はかかりますとお伝えしました。
ということは、同じ条件のお店でもいまは開業までに1千5百万円近くかかると考えておく必要があるということ
かなり資金を準備しておく必要がありますね。
ただしこれら初期費用については、実は銀行からの融資は受けやすい傾向にあります。
計画書にも書きやすい
日本政策金融公庫に融資を申し込む際に提出する創業計画書でいうとここに記載することになります↓
でもちょっと待ってください
本当に
それだけの費用をかけて大丈夫ですか?
それは本当に必要な費用ですか?
その費用はどれくらいで回収できそうですか?
内装業者さんによると、内装工事代がふくらむ原因のひとつに
お店をカッコよくしたい
キレイに見せたい
というオーナーさんの願望があるそうです。
本来不要な設備や装飾を増やしてしまう全く同じ話を別の内装業者さんからも聞いたことがあります。
せっかくだから一番いい設備を入れたい、夢だった自分のお店だから思い通りのステキな内装にしたいといった要望から、予算を大幅に超えるオーダーになってしまうことが多いそうです。
その外観や内装その設備はお客さんにとって隣のお店ではなく自分のお店を選ぶ理由になりますか?
お客さんに満足してもらうために必要なものですか?
たとえば
キッチンとホールを結ぶ導線が適切で料理の提供時間が短縮できている
たとえば
トイレがつねに清潔で客席からみえづらくなっている
たとえば
どんな料理をいくらくらいで食べられるかがひとめでわかるから安心してお店に入ることができる
といったことが実現するためにかかる費用なら惜しむべきではありません。
まずは、それが本当にかけるべき費用なのかもう一度よ~く検討してみてください