飲食店を開業する人ってお金に糸目をつけないんですよね
厨房機器を扱うメーカーの担当者さんは、飲食店の開業にあたって開業費用がかさむのを見て心配になるそうです
先週もお伝えしたとおり、オープンしてから軌道に乗るまでにはおおむね2年程度はかかると考えて十分運転資金を準備しておく必要があります
モデルケースのお店では、運転資金の不足分として2年間で960万円程度必要になる可能性があるとお伝えしました。
でもこの金額現実的にはキビシイですよね
おさらいすると、これは内装工事費用や店舗契約費用などの支払いが終わったあとに運転資金の不足分として残しておくべき金額です。
よく見るケースは、内装工事費用や店舗契約費用にお金をかけすぎて、いざ営業が始まる段階で手元にほとんどお金がないといった状況
運転資金の不足に備えるには、内装工事費用や店舗契約費用だけでなく厨房機器、什器類、テーブルやイスといった初期的にかかる費用は節約する必要があります
せっかく自分のお店が持てる、新しい事業を始めるうれしさから、内装にはデザイン費用から工事費用まで業者さんからの提案どおりいくらでもお金をかけてしまう、什器類はもちろん厨房機器もテーブルやイスもすべて新品でそろえる。キレイでいいものを揃えたいという気持ちはとてもよくわかります。
でもたっぷりお金をかけて最高の状態でオープンをむかえても、実際の営業が始まってからその設備投資にかかった借金の返済に追われては元も子もありません。
内装工事をいれるときは2社以上から相見積もりをとる、厨房機器、テーブルとイスなどは中古で間に合うものがないか調べるといったことはかならず実施しましょう
お客さんにとっては新品かどうかより清潔かどうかのほうがはるかに大事です
オープンまでの出費はなるべくおさえる
つまり
お金に「糸目」をつけてくださいね