【開業前に読んでほしい】運転資金は不足する

昨日までに、目標とする客数、売上が確保できるようになるには平均すると2年はかかるとお伝えしました。

軌道に乗るまでの2年間、ちろん手をこまねいているわけにはいきません。

お客さんが安心して入店できる工夫をあれこれ考える、興味を持って入ってきてくれたお客さんが満足できるように料理とサービスの品質向上につとめる、スタッフの教育を強化する、効果的な販促方法を模索する、やるべきことは山ほどあります。

ただし、こうした対策を実行するには手元に資金がなければできません¥

ではどれくらい資金の準備が必要かはてなマーク

モデルケースの店舗の収支を見ると

このうち、売上がいくらなのかにかかわらず同じ金額を支払わなければならないのが家賃28万円

それから

借入金の返済額12万円も売上がいくらかにかかわらず支払わなければならないお金です。

28万円+12万円=40万円
40万円×24ヵ月=960万円

生活費もかならず出ていくし、仕入れ、人件費、光熱費も一定程度かならずかかるのですが、家賃は特に負担感が大きいです滝汗

内装工事や家賃契約などにかかった費用を支払ったあと最低限960万円

もちろん2年間のあいだ売上なしと試算するわけではありません。でもイメージとして家賃と借入金の返済といったかならず出ていくお金の分だけでも手元に置いておくと気持ちの余裕がちがいます札束

運転資金はこれくらい不足するものとして準備しておく必要があると覚えておいてください上差し

この記事を書いた人

小松雅子

小松雅子

飲食店に特化した税務・経営支援を行う税理士として、これまで数多くの飲食店の開業支援および経営サポートに従事。創業融資の実行支援から、開業後の資金繰り・利益改善まで一貫したサポートを強みとしている。
飲食業界特有の原価率や人件費構造、資金繰りの課題を踏まえた実践的なアドバイスに定評があり、「数字が苦手な経営者でも理解できる説明」を心がけている。
これまでに飲食店の開業支援・顧問業務を多数担当し、現場に即した視点から、経営の安定化と利益改善を支援。単なる税務処理にとどまらず、経営パートナーとして伴走するスタイルを大切にしている。