お客さんが重なったときに、あっちこっちのテーブルからすみませーんって呼ばれるときが一番大変なんですよ
ある飲食店オーナーさんの声です。
どの業界でも人手不足に悩まされていますが、なかでも飲食店の状況はひどく一説には求人倍率6倍とも8倍とも言われています。
求職者ひとりにつき6店舗から8店舗が手をあげているということ。
多店舗よりいい待遇を提示しないとそもそも選んでもらえない、お金をかけて求人しても採用したスタッフにすぐ辞められるとオーナーの悩みはつきません。
そこで今週は食洗機の導入をおすすめしたりメニューの表示方法を工夫することによってオーダーのストレスを軽減できるというお話をしてきました。
今日はさらなる救世主の登場
近年どんどん進化してきているセルフオーダーシステムです。
最近になって導入店舗が急激に増えていますよね。
大手チェーン店だけで使われている印象のセルフオーダーシステムですが、小規模店舗でも使いやすいタイプのものがでてきているようです。
スマホを店内のQRコードにかざしてアプリを取得し、そこから注文して決済まですべてその場でできてしまうという画期的なシステムも登場しているそうですよ
またデジタルに拒否反応のある高齢者などにも受け入れやすい紙のメニュー表をそのまま使えるタイプのものもあるし、紙の注文票だってアナログだけど立派なセルフオーダーシステムのひとつ。
どれもホールスタッフの必要人員が削減できる、メニュー名を覚えたり内容を説明する必要がなくなるというお店側のメリットもさることながら、混雑時にも待たされない、好きなタイミングで注文できるといった客側のメリットも大きいのがこのシステムのいいところです。
ただしおすすめ料理やもう一品追加などの注文コントロールがしづらいために客単価が落ちる危険性があるのも事実。
そこで、たとえば商品カテゴリーを明確に分けて注文したいメニューを見つけやすくしたり、売りたい料理や耳慣れない料理にはコメントを記載して料理の内容がわかる工夫をする、メリハリをつけて注文しやすいように誘導するなどの対策をうつ必要があります。
今回の内容は以前ご紹介した一般社団法人 フードアカウンティング協会の研修資料を元にしています。
詳しい内容が知りたい方はぜひ一度ご相談ください
そしてセルフオーダーシステム導入時に忘れてはいけないのは注文やメニュー内容の説明時間を削減して余裕がうまれたぶん配膳のタイミングなどを利用してお客さまとのコミュニケーションをはかるなど接客サービスを高める努力をすること。これがとても大切です
活用できる仕組みをうまく利用してこれまで以上にお客さまに喜ばれるお店づくりを目指しましょー