昨日のブログのテーマはお店を開く前にしっかり調べる重要性でした。事前の調査についてはまだまだお伝えしたいことがあるので、随時ブログのテーマにしていきます。
さて、十分準備したつもりでも始めてみると予期せぬ事態がかならずと言っていいほど起こります。
そこで今日のテーマは備え
みんな事前の調査も備えも重要だということはわかっています。でも実際に十分備えている人はほとんどいない。どこかにやってみないとわからない、なんとかなるという気持ちがあります。
実際やってみて初めてわかることだらけ。でもなんとかならないことばかりです。だからこそ備えが大事。
そもそも飲食店を始めるにはどれくらい費用がかかるでしょう。
初期費用として必要になるのが、おおまかに物件取得費、内装工事代、厨房機器…
広さ10坪程度のお店でもこれらの費用だけでざっと1千万円はかかります
こうした費用の準備はできている方が多いです。またこうした費用は銀行からも比較的借りやすい傾向にあります。
問題は運転資金
実際に営業を始めてからかかる費用です。
まず材料代
業態によって異なりますが、たとえば一般的な居酒屋だと売上に対して30%程度の材料代がかかると言われていますね。ただしこの30%はあくまでも平均値。
開業当初は食材のコントロールがうまくいかずゆうに50%を超える食材費がかかっていたというケースも珍しくありません。
そして固定費
大きくは家賃、光熱費、人件費などがかかります。
忘れてはいけない固定費の重要な性質。
売上がゼロでもかかります
人件費のうちバイト代は固定費ではなく売上に連動して上下する変動費と考える人もいますが、現実的にはアルバイトさんに今日はお客さん少ないから帰ってとは言えないばあいがほとんど。結果的に売上がなくてもバイト代は支払うことになります。
光熱費もしかり
お客さんがいないからといって電気を消すことはできないし、麺類を扱うような業態のばあいはガスも基本的につけっぱなし。お客さんが入っていなくてもかかります。
そしてもっとも大きい費用が家賃。あたりまえですが営業時間以外、営業日以外にも容赦なく家賃はかかっています。
今年のように長い連休があってお客さんがほとんど入らなくても、雪や豪雨で、開店休業でも、夜だけ営業の昼間にも、お店が空っぽでも家賃は発生しています。
あたりまえのことだけどやってみないとピンとこないんです。
2月は3月より営業日数が3日も少ないのに同じ家賃を払うんですよ家賃はお店を開けてなくてもかかるんです。
これ以外にもスタッフを募集するための求人費、検索サイトを含めた各広告媒体にかかる費用などなど、売上があってもなくてもかかる費用が想像以上にあります。
こうした支出に備えておくことが本当に大事。足りなくなってからでは遅いんです。
開業を考えている方に脅すばかりで、気を滅入らせちゃったらごめんなさい
でも本当に本当に大事なんです。だからお伝えしますね。
引き続き明日はどれだけ備えるか?についてお伝えします