No.032
世田谷区の女性税理士
「お金の流れ」の見える化サポーター
小松です

昨日のブログのテーマは
お店を開く前に
しっかり調べる
重要性
事前の調査については
まだまだお伝えしたいことがあるので
随時ブログのテーマにしていきます
さて
十分準備したつもりでも
始めてみると
予期せぬ事態が
かならずと言っていいほど起こります
そこで今日のテーマは
備え
みんな
事前の調査も備えも
重要だということはわかっています
でも実際に十分備えている人はほとんどいない
どこかに
やってみないとわからない
なんとかなる
という気持ちがあります
実際
やってみて初めてわかることだらけ
でも
なんとかならないことばかり
です
だからこそ
備えが大事
そもそも
飲食店を始めるには
どれくらい費用がかかるでしょう
初期費用として必要になるのが
おおまかに
物件取得費
内装工事代
厨房機器
広さ10坪程度のお店でも
これらの費用だけで
ざっと1千万円は
かかります
こうした費用の準備は
できている方が多いです
またこうした費用は
銀行からも比較的借りやすい傾向にあります
問題は
運転資金
実際に営業を始めてからかかる費用です
まず
材料代
業態によって異なりますが
たとえば一般的な居酒屋だと
売上に対して30%程度の
材料代がかかると言われていますね
ただしこの30%はあくまでも平均値
開業当初は食材のコントロールがうまくいかず
ゆうに50%を超える食材費がかかっていた
というケースも珍しくありません
そして
固定費
大きくは
家賃
光熱費
人件費
などがかかります
忘れてはいけない
固定費の重要な性質
売上がゼロでもかかります
人件費のうちバイト代は固定費ではなく
売上に連動して上下する変動費と
考える人もいますが
現実的には
バイトさんに
今日はお客さん少ないから帰って
とは言えないばあいがほとんど
結果的に
売上がなくても
バイト代は支払うことになります
光熱費もしかり
お客さんがいないからといって
電気を消すことはできないし
麺類を扱うような業態のばあいはガスも基本的につけっぱなし
お客さんが入っていなくてもかかります
そして
もっとも大きい費用が
家賃
あたりまえですが
営業時間以外
営業日以外にも
容赦なく
家賃はかかっています
今年のように
長い連休があって
お客さんがほとんど入らなくても
雪や豪雨で
開店休業でも
夜だけ営業の昼間にも
お店が空っぽでも
家賃は発生しています
あたりまえのことだけど
やってみないとピンとこないんです
2月は3月より営業日数が3日も少ないのに
同じ家賃を払うんですよ
家賃はお店を開けてなくてもかかるんです
これ以外にも
スタッフを募集するための求人費
検索サイトを含めた各広告媒体にかかる費用
などなど
売上があってもなくてもかかる費用が
想像以上にあります
こうした支出に備えておくことが本当に大事
足りなくなってからでは遅いんです
開業を考えている方に
脅すばかりで
気を滅入らせちゃったらごめんなさい
でも本当に本当に大事なんです
だからお伝えしますね
引き続き
明日は
どれだけ備えるか?
についてお伝えします
今日もよい一日を
また明日