いまテレビ東京系で放映されている『行列の女神~らーめん才遊記~』をごぞんじですか?
いまどきフツーに収録されたドラマを観られるということが貴重なだけでなく内容もシンプルでわかりやすい!
まずはSNS上でも話題になっているというこちらのセリフを見てください
客のほとんどは保守的で知名度やだれかの推薦を頼りに店を選んでいる。そこで食べた味に満足して帰っていく。
つまり彼らは情報を食べているのよ。
ドラマの舞台はラーメン店。職人のこだわりと客のニーズがぶつかり合います。
お店を繁盛させるにはどちらを優先させるのかそもそもどちらか一方を優先すべきものなのかこだわりってなんだ客のニーズに応えるってどういうこと
………
こだわりとニーズ、どんな業種にも通じる命題なのではないでしょうか
最新話ではこんなセリフが出てきます。
お客のニーズにこたえるということと、お客のレベルを見切った気持ちになるのはまったくの別モノよ
リサーチを尽くして顧客のニーズを探ったり、トレンドを知っておくことは大事だけど、この連中なら流行りに食いつくだろう、この程度の味で満足するだろうというようにお客をナメてかかっては絶対にダメだと主人公は諭します。
客は情報を食べている(買っている)という言い方と、客をナメてはいけないという考え。いっけん相反するように聞こえますが実際には一体です
情報がなければそれが自分のもとめるものかどうかの判断もできません。
モノサシがないから測れない。それが、自分のどんなニーズにこたえてくれるか手がかりがないのです。
つまり情報とは暗闇を照らす灯りのようなもの
灯りがあって初めて自分がどこにいるかを確認できます。
それだけで安心する人もいれば、その場所が自分にふさわしいかじっくりとまわりを見渡す人ももちろんいる。
だから灯りをあげれば満足でしょ?という考え方は横暴だといっているのです。
顧客のニーズをとらえることは、暗い部屋をあかるく照らすことその部屋で満足してもらうにはお店や商品へのこだわりをおろそかにしてはいけない
ニーズとこだわりは一体なんですね