独立開業で失敗しない飲食店オーナーが知っている10のこと ⑥必要なとき必要なだけ借りる

独立開業で失敗しないために絶対知っておきたい10のこと

今日は融資(借金)のお話です札束

昨日、お店の売上を安定させるには最低でも半年はかかるというお話をしました。

では安定するまでの半年間、どのように準備しておけばいいでしょうはてなマーク

まずは お店のお金の流れをおさらいしましょう上差し

必要な生活費に、借金の返済(元金)と税金分を足した必要な利益額48万円

固定費75万円を足した123万円を100%ー原価率=70%で割戻した金額が1ヵ月に必要な売上金額175万円でした。

この中から、仮に十分な売上があがらなくてもかかるお金を抜き出してみると…
【お店を閉めていてもかかるお金】
生活費 30万円
借金の返済(元金) 12万円
家賃 28万円
合計 70万円

これにプラスして
【十分な売上があがらなくてもかかるお金】
人件費 24万円
諸経費 23万円
合計 47万円

合わせて117万円ポーン

弊社では、飲食店オーナーさんが開業してから困らないように注意点をまとめた資料をお渡ししています注意

その一部がこちら

物件取得費や内装工事など初期的にかかる費用を支出したあとの手元資金が、営業をはじめてからの家賃、人件費、光熱費等の合計額と、銀行からの借り入れがある場合はその返済額と、月々の個人的な生活費の合計の6か月分に対して何%か

200%~ 超優良(崖から離れた安全地帯)
150~199% 優良
100~149% 普通(徐々に崖にちかづきます)
50~99% 要注意
10~49% 危険
10%以下 ショート(崖の下でサメが牙をむいて待っています)

開業時に備えておくべき手元資金の目安にしていただいていますひらめき電球

今回のモデルケースでいうと
117万円×6ヵ月=702万円ポーン

それはちょっと無理というばあいでも【お店を閉めていてもかかるお金】の70万円は絶対に必要なので、70万円×6ヵ月=420万円はかならず備えておくべき金額です。

いかがですか?手元資金は十分ですか?融資(借入)の相談をするばあいの参考にしてみてください。

手元資金が足りなくて心配な方や自分で計算するのはちょっと難しいという方は銀行へ行く前にぜひご相談くださいひらめき電球

この記事を書いた人

小松雅子