No.075
世田谷区の女性税理士
「お金の流れ」の見える化サポーター
小松です

長年一緒にやってきて気心も知れてるし
仕事のやり方もわかってる
アイツとなら絶対うまくやっていけます
同じお店で働いていた同僚同志で
お金を出しあって事業を始めたい
というご相談があります
共同出資です
このばあいもっとも大きな問題になるのが出資比率
出資の割合に応じて議決権をどれだけ持つかが決まります
会社としてなにかを決めるときには
その議決権の過半数
つまり50%超の賛成が必要です
代表者ひとりが50%超の議決権を持っていれば
経営にまつわる大事なことがら
たとえば他の役員を解任することや
役員の給料をいくらにするかといったことを
そのひとりの意思で決定することができます
みんなで始めた会社も
ひとりの意思でほかの人たちが
希望しない方向へ進んでしまうこともある
逆に
だれも50%を超える議決権を持っていないばあいは
みんなの意見がまとまらないかぎり
いつまでも大事なことが決められず
経営判断が遅れてしまう
または決断ができない
ということが起こり得ます
個人事業でおこなうばあいはさらにやっかい
だれかが代表になって
ほかのメンバーを雇うかたちになるので
そのせいで関係性が崩れることもあります
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本来ならひとりでやらなければならないことも
何人かで協力してできる
役割分担できて、ひとりにかかる負担が分散できる
不安や困難を共有し
喜びや希望は何倍にもなる
といったメリットがある一方
上記のようなデメリットもあります
冒頭のお話のつづき…
メンバーのなかには
家族を持っている人もいれば独身のひともいる
住宅ローンをかかえている人もいる
開業のための借金はだれの名義で申し込むのがいいでしょうか
実際にお店を開業したら
いいときもあれば悪いときもある
軌道に乗るには時間がかかる
いいことばかりではなく
リスクについてもしっかりと話し合ったうえで
だれかひとりにリスクを押しつけたり
利益をひとり占めしたりして
せっかく築いた関係性を壊さないように
くれぐれもよく考えたうえで
この形がベストか、そうでないのか
見極めてください
今日もよい一日を
また明日
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