【開業前に読んでほしい】そもそもシェフとオーナーは別!

飲食店を開業される方には、自身で料理を作ってお店の経営も自分がするいわゆるオーナーシェフが多いのですが、なかには異業種の経験のみで飲食店を始めたいという方もいらっしゃいますナイフとフォーク

そのばあいには当然自分以外に料理のできる人を探してきて雇用する必要があります。

こういう形で開業するケースでは融資の審査がすこし面倒になることがあります。

なぜなら融資を受ける人の、その業界での経験が審査基準のひとつだからですサーチ

つまり料理の経験や飲食店で働いたこともない人が飲食店を開いてうまくいくの?という目で見られるということです。

また万が一その料理人がいなくなってしまったらたちまち営業ができなくなってしまうのでは?とみられることもあります。

そこで、こうしたご相談をいただいた際はまずは、お店を任せることになる料理人の方との関係性をなるべく具体的に聞き取るようにしています。

どういうきっかけで知り合ったのか
知り合ってどれくらい経つか
なぜその人に任せようと思ったか

そしてもっとも大事な問いは、なぜその人は自分で開業しないのか?

開業に必要な自己資金が足りないひとりで開業する自信がない

もしそうなら、その認識をお互いに共有しているかしつこいほど確認します。

なぜなら、ともすれば料理人が優位に立ちがちだからです。

料理のことは自分の方がわかってる
ケチらずにいいものを仕入れたい
お客さんと直接接してるのは自分
そもそも自分は飲食店について熟知している

それが、
もっとお金をかければいいものが作れるのに
もっとお金をかければお客さんを喜ばせられるのに
という不満につながるもやもや

悪いスパイラルに入らないためにも、事前に立ち位置をはっきりさせておく必要が他業種以上にあると感じています。

ちなみに、融資対策のためにも個人事業ではなく会社を作って始める方がやりやすいことが多いので念のためねー

こんなことをお伝えすると不安に思われる方もいますが、そもそも料理とつくることと経営することは別。ここをはき違えて苦労するお店が多いのも事実です。

ただ実際に、料理人が突然いなくなって営業が一時的に危機に瀕したお店もあるガーン

想像以上にうまくいって

先生が言ってたことは杞憂でしたねニヤリ

と言われたこともあります笑い泣き

これが一番うれしいラブ!!

事前にどんなリスクがあるのかをお伝えするのが私たちの役割だと思っています。

ウザがらないでくださいね笑い泣き

この記事を書いた人

小松雅子