先週、ある勉強会でこんなお話がありました
(コロナの影響を強く受けている)飲食業界で「コロナに勝つ」という表現を聞きますが、正確には「コロナによって生じた競争」に勝つです
※news.nissyoku.co.jpより
たしかに接待需要がメインのお店や宴会・会食での大人数の受け入れやビュッフェスタイルでの提供が主体というお店にとっては、コロナ禍からの立ち直りには相当時間がかかります。
ただし上記以外の業態のお店でなかなか状況が改善しないばあいは早急に対策が必要です。
というのも、今回の非常事態でもともとあった「店舗力」の差が広がっているかもしれないからです。
飲食店の「店舗力」は
Q=Quality(商品力)
S=Service(接客サービス)
C=Cleanliness(清潔感)
A=Atmosphere(雰囲気)
の4項目で見ていきます
※以下一般社団法人フードアカウンティング協会の勉強会資料によります。
もちろん①すべてにおいて高評価であるに越したことはありませんが、
たとえば…②接客サービスや雰囲気などはそれほどでもないけど商品力がずばぬけて高いとか
③商品力は大したことないけど(ホテルのラウンジのように)高級感のある設備で雰囲気がすごくいいとか
仮に偏っていてもどこかが抜きん出ていることで、ここでないと味わえない魅力があるお店である必要があります。
一番選ばれにくいのが④全体的にほどほどという可もなく不可もないお店。
【固定費】は【付加価値】の源泉ですが、【変動費】(=飲食店では「食材」や「飲料」にかかる費用)も【付加価値】の源泉です。
いい「素材」を使ってほかにはないメニューを「開発」する
圧倒的な「接客サービス」を目ざす
非日常を味わえる「空間」をつくる
限られた外食需要のなかで生き残るために、どんな【付加価値】が「店舗力」を上げるか検討してみてください。