独立開業で失敗しないために絶対知っておきたい10のこと
今日は実際にお店をはじめてみてつきあたる壁のうち売上不振に続くふたつめの壁
人手不足
について取り上げたいと思います。
異常に長かった今年のゴールデンウィーク
こんな悲鳴が聞かれました
売上は見込めるんだけどバイトの確保ができないから開けられないんです
ゴールデンウィークに限らず人手不足はお店にとって死活問題
お客さんはいるのに開けられないのはとてもつらいことです。
またお客さんが入っても入らなくてもある程度人数をそろえておかなければならないのも頭が痛いところ
バイトが少ない日に限ってお客さんが入るんですよ
という話も本当によく聞きます。
一説では、飲食業界の求人倍率は6倍とも8倍とも言われています。
求職者ひとりにつき6店舗から8店舗が手をあげているということ。多店舗よりいい待遇を提示しないとそもそも選んでもらえない。お金をかけて求人しても採用したスタッフにすぐ辞められるとオーナーの悩みはつきません。
そこでいま注目を浴びているのが近年どんどん進化してきているセルフオーダーシステム
通常ホールスタッフがやっている注文をうける→キッチンに伝えるという作業をお客さん自身がおこないます。
チェーン店ではあたりまえになってきましたが、まだまだ導入費用が高く二の足を踏んでいるオーナーさんも多いはず。
でもここにきて安く使えるシステムの開発が進みハードルは一気に下がってきています
スマホを店内のQRコードにかざしてアプリを取得し、そこから注文して決済まですべてその場でできてしまうという画期的なシステムも登場しています
セルフオーダーシステムは、ホールスタッフの必要人員が削減できる、メニュー名を覚えたり内容を説明する必要がなくなるというお店側のメリットもさることながら、混雑時にも待たされない、好きなタイミングで注文できるといった客側のメリットも大きいもの。
外国人の雇用も加速しているなか、これまでとは注文の構造自体を見直す必要がありそうです
ただしおすすめ料理やもう一品追加などの注文コントロールがしづらいために客単価が落ちる危険性があるのも事実
そこで、たとえば商品カテゴリーを明確に分けて注文したいメニューを見つけやすくしたり、売りたい料理や耳慣れない料理にはコメントを記載して、料理の内容がわかる工夫をする、メリハリをつけて注文しやすいように誘導するなどの対策をうつ必要があります。
今回の内容は、昨日ご紹介した一般社団法人 フードアカウンティング協会の研修資料を元にしています。
詳しい内容が知りたい方はぜひご連絡ください。
もう一点注文やメニュー内容の説明時間を削減して余裕がうまれたぶん、配膳のタイミングなどを利用してお客さまとのコミュニケーションをはかるなど接客サービスを高める努力をすることがなにより大切
導入費用を含めた計画づくりをしてみるなどオープン前にしっかり考えてみてください。
活用できる仕組みをうまく利用してお客さんにとってストレスのないお店も円滑に営業ができる準備を整えましょう