No.106
会社にお店に
お金を残す経営のお手伝いをしている
世田谷区の開業サポーター☆小松です

独立開業で失敗しないために
絶対知っておきたい10のこと
ラストの今回は
あらためて
飲食店経営ならではの
リスクについてです
これから飲食店を
開業しようとしているあなたは
どんなリスクを想定していますか
すぐに十分な売上があがらない
お客さんがついてくれるまでに時間がかかる
食中毒で営業停止になったらどうしよう
また
どの業種でもいえることですが
営業時間が深夜におよぶことも多い飲食業では
スタッフの労務管理にも気をつけないと
未払い残業代などで訴えられる
危険性もあります
これらのことには
事前に保険に加入するなど
対策を打っておく必要があります
でも
私が一番つよく実感しているのは
何度もお伝えしてきましたが
お店が閉まっていても
家賃はかかる
という厳然とした事実です
あたりまえのようでいて
つい忘れてしまいがちです
というのも
事業計画を立てるとき
月単位の収支予想をたてるのですが
その際に
28日、30日、31日という
月による日数のズレまで
計算にいれる人はほとんどいません
たしかに
厳密に考えすぎてしまうと
計画を立てるハードルが上がってしまい
オススメできません
でも
1~3日間の売上が
あるのとないのとでは
月の収支は大きく変わってきます
このシリーズで登場している
モデルケースの店舗では
1日に必要な売上は
67,307円でした
この金額は
月の営業日数を26日と
仮定してのものです
仮に営業日が少なければ
その分月の売上金額は変わります
でも家賃は
ひと月が28日だろうと31日だろうと
1円も変わることはありません
地震、台風、大雪
といった災害
ゴールデンウィーク
お盆、正月…
いろいろな理由で
売上は大きく左右されます
※こうした影響を一番受けやすいのが
飲食店なんです
変わらないのは家賃だけです
だからこそ大事なこと
①できるだけ
1日単位での収支目標をたてる
やりかたは意外とかんたん
月単位の目標を立てたら
家賃、人件費、光熱費、広告宣伝費、
消耗品費、リース代その他費用
をすべて日割りするだけ

こうすることで
日々の営業のなかでも
売上がたちにくい
月曜日から水曜日までの分を
週末など集客が見込める曜日で
どの程度挽回しなければならないかの
目安ができます
②なるべく家賃を遊ばせない
事業内容にする
安易に
営業時間をディナータイムだけにする
といった計画を立てるのは危険です
しつこいようですが
お店が開いている時間にしか
家賃が売上に貢献することはありません
もちろん業種業態によって
夕方から夜にかけての集客しか
見込めないばあいもあります
また
無理に営業時間をのばして
労務管理にひずみが出るのは本末転倒です
ただ
なるべく家賃という費用を
売上に貢献させるために
できることはないか
探してみてください
たとえば
ランチタイムも営業できないか検討してみる
または
宅配サービスなどの利用で
店内利用だけでないお客さんを
取り込めないか考える
さらには
閉めている時間帯を
ほかのお店に貸して利用料をもらう
などなどアイディアはいろいろあります
上記のことを
なるべく余分な人件費などをかけずに
実現できればその分お店の収益は上がります
かんたんではありません
でも
毎月支払う家賃を
最大限に売上に活かす
という発想は忘れないでください
そしてなにより
まずその家賃のその物件
自分の事業計画に
合っているかどうか
よく検討してくださいね
このシリーズでは
事業計画の立て方から
人手不足対策など
開業前に準備しておいてほしい
最低限のことを
テーマにしてきました
わからない、難しい、
ひとりで計画を作る時間がない
というばあいは
ぜひご相談くださいね
そして
ひとりでも多くのお客さんを
あなたのお料理で
幸せにしてあげてください
今日もよい一日を
また明日
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