No.073
世田谷区の女性税理士
「お金の流れ」の見える化サポーター
小松です

昨年来、創業融資を中心に
融資(銀行からお金を借りること)の
お手伝いをたくさんさせていただいています
ご相談を受ける際
最初に聞かれることが多いのが
自己資金はどれくらい必要でしょうか?
と
これは自己資金でしょうか?
という質問
先日お会いした方は
数年前に相続で入ったお金です
すでに結構使ってしまっていて…
印象悪いですよね…
と自信なさげ
結論から言うと
これは立派な自己資金
恥ずかしがることも
引け目に感じることもありません
自己資金 とは
簡単に言うと
自分の管理下にあるお金
自分の自由になるお金
自分の意思で事業に使えるお金
といった性格のお金です
相続で得たお金は
税金を支払ったあとなら使い道は自分次第
もちろん事業に使うことも可能です
また、すでに使ったお金も
開業準備で使ったものなら
自己資金とみなされる場合があります
飲食店の開業にあたっては物件探しに1年以上かかることも多く、仕事を辞めて準備に専念しているあいだ資金は減る一方です
このばあい、使ったお金がなにに使われたのかが明確であるほど自己資金と認められる可能性が高くなります
たとえば
新事業のコンセプトを固めるために他のお店をリサーチのために訪れて飲食代などを支払ったとしたら、その日付やレポートを残しておく
仕入先の選定のために遠方に足を運んだ旅行費用なら、写真を撮ったり会った相手の名刺をとっておく
交友関係を広めるための交際費用のばあいも相手先や目的をメモしておく
マメに記録をとっておくことが大事なんですね
一方
相続や贈与、退職金といった理由もなく
急に口座に振り込まれた多額のお金は
自己資金と認められないことが多いです
銀行に見せるために
知り合いから借りて一時的に振り込み
その後すぐに返済する必要のある
いわゆる“見せ金”であるばあいが多いからです
銀行から見てもっとも好印象なのは
たとえ少額ずつでも
通帳にコツコツと積みたてられて増えた預金
事業を始めるにあたって
どれくらい前から
どれくらい本気で準備してきたか
という点が重視されるんですね
でもそういった預金があまりないばあいでも
上に書いたように
説明次第で認められることもあるので
あきらめないでくださいね
冒頭の質問
自己資金はどれくらい必要?
については
いくら借りたいか
によって変わるのはもちろん
始める事業の経験がどれだけあるか?
などさまざまな要素で変わるので
一概には言えません
また
弊社のような国の認定支援機関が
事業計画書の作成をお手伝いすることで
借りられる金額の枠が広がる可能性もあります
いずれにせよ
事業に対する想いがどれだけあるか
実現させるためにどんな準備をしてきたか
成功するためにどんな計画を立てているか
といった点がポイントになります
自分のばあいはどうなのか
融資を受けられる可能性を高めるには
どうすればいいかなど
気になることがあれば
なんでもご相談ください
今日もよい一日を
また明日
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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