昨日までに、必要な目標売上金額、それを実現するためのメニュー構成などお店の内側について見てきました
次に外観に目を移してみましょう
と、その前にこれからお店を始める方に知っておいていただきたい大前提があります。
それは、知らないお店に入るのはお客さんにとってとてもとてもコワイということ。
そうです。コワイんです
これはもちろんぼったくられそうな業種に限ったことではありません。
思ったより、おいしくなかったらどうしよう、たいした料理じゃないのに高いお金は払いたくないな、味付けが口にあわないとイヤだな、想像以上にボリュームがないのも困るな
初めて入ったお店でがっかりしたことあなたにもありますよね
食事ってほんとうに大事
残念なランチだと午後の仕事の調子がいまいち乗らなかったり幹事になって決めたお店の料理やサービスが悪いと、なんだか自分のせいのように思えて肩身が狭かったり
そんな思いをしたくないから、お客さんにとってお店えらびは慎重にならざるをえないんです。
だから、お店に入る前にどれくらいのボリュームの、どんな料理を、いくらくらいで食べられるかといったことだけでも事前に知っておきたいんです
でもそれがわかるお店って意外と少ないです。
オーナーの思い入れがたっぷりでステキでオシャレなお店でも、必要な情報がないと入りたくても入れません。
そこでまず以下のチェックリストで自分のお店を採点してみてください。
①あなたのお店は離れた場所(おおむね100m先)から外観が認識できますか?
少し離れただけでお店の存在自体が認識できないケースが結構あります。
②あなたのお店は外観を見ただけでなにが食べられるお店かわかりますか?
③1方向だけでなく、別の方向からも店舗の外観を認識できますか?
店前の道は一方通行ではありません。駅からお店に向かう人、駅に向かって歩く人、どちら側からもお店の存在がわかる必要があります。
④夜間でもお店の外観が認識できますか?
⑤通行人の目につくところに看板がありますか?
⑥看板を見てなにを売っているお店かわかりますか?
⑦店の前にメニュー、金額等を表示したインフォメーションがありますか?
⑧店名と業態名だけでお店の概要がわかりますか?
凝りすぎて読めない店名はなるべく避けてください。読めないとお店で待ち合わせたり紹介したりすることさえできません。
また、お客さんが知りたいのは「けんちゃん」「じゅんちゃん」といった店名ではなく、自家製ちぢれ麺の醤油ラーメンが食べられるお店なのか、本場博多のとんこつラーメンが食べられるお店なのかという料理のイメージができる内容です。
⑨ロゴマークには店舗イメージを湧き起こさせる効果がありますか?
⑩入口にアプローチとインフォメーションがあり入りやすい雰囲気ですか?
ひとまず最低限おさえてきたいポイントをピックアップしてみました。
あえて人目につかず紹介制のみとするといった戦略をとるばあいをのぞいて、上記のポイントはすべておさえておく必要があります
弊社の顧問先様については、外観についても昨日お伝えした一般社団法人フードアカウンティング協会のサポートを受けることができます。
実際のサポート事例はこちら
一度お店のことをなにも知らないお客さんになったつもりで自分のお店を外から見てみてくださいね