昨日は、注意すべきは「席回転率」の前に「席稼働率」というお話でした。
さて客席の配置を十分かんがえて席稼働率を上げる工夫は万全と思いきや、、、
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肝心のお客さまがいなーい
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すでにブランディングできている一部のフランチャイズ店舗を除くと、店舗経営に十分な売上が安定してあがり始めるまでに早くて半年、多くのばあい約1年かかります。
※十分な売上高の具体的な数字についてはこのシリーズの少し先でお伝えします。
たとえば月商300万円売り上げるために1日平均33人の集客が必要、を前提条件とします。
ここでシンキングタイム
あなた自身がお気に入りで行きつけにしているお店を想像してみてください
現にしょっちゅう通っている店
昔行きつけだった店
いろいろなケースがあると思います。
通った、または通っている頻度、どれくらいですか
3日に1回?1週間に1回?ひと月に1回?半年に1回?
一概には言えませんが、かなりの頻度で通っていると思うお店でも実際に足を運んでいるのはせいぜいひと月に1~2回程度ではないでしょうか。
飲食店経営のお手伝いをするようになってから自分自身の外食傾向を分析するようになりました。
その結果、いわゆる常連と呼ばれる客でも来店頻度は多くてひと月に1回程度だという結論にいたりました。
たとえば外食する頻度は週に1〜2回、職場の近所で気に入ったお店はだいたい4〜5軒、外食する場所を職場の近所にしぼっても単純計算でひと月に1回
それ以外に、出張等で外食の際にそのエリアにいない、近所に新しいお店ができたので行ってみた、などなど来店頻度を下げる要素は無数にあります。
ではひと月に1回来店してくれる客を常連とみなすとして、お店にとって常連客は何人必要でしょう
1日に必要な客数は33人
全員がひと月に1回来てくれる常連さんだとして
常連客の必要数は33人×30日=990人
990人
いったん常連客になってくれた人でも、引っ越してしまう人、家族構成が変わって外食頻度が減る人など条件は日々変わります。
それを加味すると、ゆうに千人を超える常連客がいないと経営が安定しないということがわかると思います。
だから経営が安定するまでに早くて半年、それどころか1年、いやそれ以上たっても安定したとはいえないお店が多いのです。
人気店で働いていた方に多いのですが、開業する際に、自分には常連がついているから大丈夫と言うオーナーさんがいます。
あなたにはすでに千人の常連さんがいますか?その常連さんは一生あなたのお店に通ってくれますか?
もしそうでないなら、まずは半年、経営が安定するまでの資金、綿密な現地調査、現実的な経営計画など十分な準備をしておく必要があります。
自分の計画これで大丈夫かな?資金の準備はどれくらいしておけばいい?開業準備、なにから手をつければいい?不安のある方はご連絡ください🍀